〖完〗子ども警察官の精華
朝日が差し込んだ。

 まぶたを通じて分かる。


 目を開けた。

 七時だ。


――いつの間にか寝ていた。――

 動くより、先に驚いていた。


――・・・えっ。あんだけ、寝るのが辛かったのに?――

 とにかく驚くばかり。


「精華ちゃん。起きている?」

「あっ、はい。」

 ようやく現実に戻った。

 だけど、また思い出してしまった。


――怖いよ。――




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