〖完〗子ども警察官の精華
第四章 開かずの扉が開くとき
 ついに、その日は来た。

 子ども警察官の制服を着て、主人の愛車で警察署へ。


 この制服を着ると、なんだかそわそわする。

 自分が特別な子どもに思えて。

 だけどそれと裏腹に、過酷な任務が待っていたことは分からなかった。

 精華はまだまだ、子どもだった。

 子どもだった精華を、事件が一回り大きくしてくれた。

 
 まだまだ子どもだけど、この先どう成長していくか楽しみだ。


 そうしているうちに、精華がつけているバッチと、同じ形のものがついている建物を見つけた。

 そう、警察署。

 精華は、警官帽などについているマークのバッチをつけていたのだ。


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