〖完〗子ども警察官の精華
「精華。どっか悪いの。」

 やっと我に返れた。

「最近、右肩がちょっとおかしいの。」

 っと言って、肩こったような仕草をした。

「そうか、お大事に。」


――よかった?仮病に思われないくて・・・??――

 安心している場合じゃなかった。


 また、不安が精華の体を動かす。

 心を突き刺す。

 ひたすら耐えるしかなかった。

 苦しい

 悲しい

 つらい


 
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