〖完〗子ども警察官の精華
 精華は、こくりとうなずいた。

 
――そうや。――

 と伝えるつもりだった。

 圭輔は、一応わかったみたいだ。


 これで少し楽になった。


 先生の声が、ひとかけら聞こえ出した。

 幻聴も大体、聞こえなくなった。


 圭輔も一安心だ。


――精華・・・。――


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