〖完〗子ども警察官の精華
「精華。今だ!!」

 反射的に動いた。

「待ちなさい。」

「何。棚岡め。」

 碧と、未来が睨みつける。

 精華も睨み返す。

 女の戦いが火ぶたを切った。

「仕方ないやつね、このまま火をつける。」

「分かりました。」

 碧が精華のほうへ突進する。

 精華は、華麗にかわし、圭輔のいるほうへ押す。


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