〖完〗子ども警察官の精華
 そのまま走り続ける碧。

 圭輔はタイミングよく、両手首を掴み、手錠をかけた。

 
――仲川は押さえた。精華、後は頼んだ。一人でがんばれ。――

 もちろん、精華も承知。


「残念ながら、仲川先生は捕まった。

さあどうする。

ここは潔く、無抵抗で捕まる?」

「おのれ。そうはさせるか。

体を焼いて、死なせてやる!!」

 未来の怒りは頂点に達した。


 そのころ、蓮太と碧は、こっそり相談室に運ばれた。



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