〖完〗子ども警察官の精華
 中堅芸能事務所に所属している精華。

 子役として、五歳の時から活躍していた。

「精華、このオーディション受けてみないか?」

 精華は、マネージャー(専属ではないが)から提示されたお知らせを見た。

 

「あの、探偵ドラマってなんですか?」

 すかさず、質問。

 小学四年生の頭には、探偵ドラマなんてわからなかった。


「やれば分かるんじゃない?」

 どうも、マネージャーはこのオーディションをやらせたい。

 そんな気持ちが伝わってきた。

 
 
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