〖完〗子ども警察官の精華
 精華もやっと安心して、普通の学校生活に戻れる。

 だが、いつ転校されるかわからない。

 子ども警察官は、事件を解決しても、次の依頼が来るまで学校に待機だ。

 同じ学校であれば転校しないのだが、別の学校は転校する。

 できれば、もう住み慣れた町を出たくない。

 
 また、新たなリスクを背負っていかなくてはならなくなった。


 さて、精華は今体育館にいる。

 部活で汗を流している。

 だが、その汗が気持ち悪い。

 屋内は、汗が蒸発できずにたまってしまう。

 だから、激しく動くと水のような、滝のような汗をかくわけだ。


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