〖完〗子ども警察官の精華
 普通に朝学活をした。

 もう早速、お喋りが聞こえる。


 本当に、荒れに荒れているからね。

 慣れれば、もっとひどいかも。


 そのあとは、普通の授業とは無縁の時間だった。

 訳分からないことしていた。


 結局誰にも話しかけたり、かけられることなく、一日が終わった。


 精華は、しばらく様子を見たいからそのままでいいと思った。

 誰が、不良なのか見極めたかっただけだ。


 不良に巻き込まれなければ、普通の青春をおくれるからだ。

 事件とは無縁に過ごせるし。

 そんな人が一人でも増えれば、いいのだが・・・

 人の考え方は十人十色。

 無理に押し付けたらいけないからね。

 
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