〖完〗子ども警察官の精華
 それから、仮入が始まった。

 バドミントン、ソフトテニス、バレーなど、運動部を見たり、体験したり・・・

 どこにするか迷った。

 その結果、バドミントンを選んだ。


 最初のうちは、基礎トレ。

 腕立て伏せ、走って、いろいろやって、毎日毎日へろへろ。

 それでも、

――先輩に追いつくためには、大事なことだ。――

 っと思って頑張っている。


 何せ、精華には憧れの先輩がいる。

 その人の名は、『大浦 未来(みき)』という。


 県大会のベスト十六に入るほどうまい。

 特に、鋭いスマッシュは見るものを圧倒する。

 それに、人柄も良くて、部長だ。

 仮入中、休憩中に話しかけてくれた。




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