〖完〗子ども警察官の精華
「ごめんね。事件の対処に追われていたから。
さぁ、はじめよう。って、いない奴がいる。
そいつらを連れて来い。」

 優しそうな声がしたかと思ったら、体育系の声がした。

 いつの間にか、碧がいた。

 精華は慌てて立ち上がり、いない奴を調べる。

 周囲を見回す。

「佳織が・・・あれ??」

 精華の同級生で、部も一緒の友達、花園佳織のことだ。

 目をこすって、もう一回見てもだめ。

「佳織がいない。大丈夫だよね・・・。」


 一応探すことにした。

「佳織。部活始まったよ。佳織。」

 あれいない?

「精華。ごめん。」
「佳織。仲川先生怒っているよ。」
「そうだね。」

 精華は呆れ顔。

 そのまま、体育館へ。



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