〖完〗子ども警察官の精華
 すると、さっきまでの震えがぴたりと止まった。

 いつもの精華に戻った。

 さっきまでの思いは、一体なんだったのだろうか。

 
 鋭いスマッシュが決まった。

 今までで一番鋭い。


――次期エースだな。――

 未来の頭の中でそう思った。

 その瞬間、精華を嫉妬し始めた。

 
 そんな話はおいといておこう。


 そんな感じで、今日の精華は絶好調だった。

 二年生をほぼ倒すぐらい。

 
 絶好調のまま、部活が終わった。




 
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