〖完〗子ども警察官の精華
「この学校は、俺一人では取り締まれない。」

「どういうこと。」

「一難去っても、また一難。」

「次々と事件が起きるのね。」
「そう。」

 こんなところに、味方がいるとは思わなかった。

 精華にとっても、少し一安心。


「だから、次からはお前と協力しながら、やらなきゃいけねーわけだ。」

「やらなきゃって、どういうこと?せっかく味方が増えたのに。」

「まぁ、いいじゃん。」
「いいじゃんって!!」

「怒るとしわが増えるぞ。」

「そんなの関係ねー。」

 こんな二人が事件解決なんて、少し無謀な気がする。


< 82 / 209 >

この作品をシェア

pagetop