〖完〗子ども警察官の精華
「えぇっと・・・。事件が起こった周辺を、ぶらぶら歩いていたら遭遇した。」


――あれ?いつもだったら、体育館にいるはず。――

「その時、すでに大浦姉弟はいましたか。」

「確か、ほぼ同時に発見したね。」


――うぅん?――

「何時頃だったのか、覚えてますか。」

「あぁ・・・・・・。覚えてないね。」

「そうですか。」

 まだ質問したいような、したくないような。

 よく分からないかんじだ。


「じゃあいい。」

「あっ、はい。」

 背筋が伸びたときには遅かった。

 碧が部屋を出ていった。


 
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