〖完〗子ども警察官の精華
 もう一筋、もう一筋と光を追い求めて・・・

 精華は、走り続ける。


 誰かが精華の肩を叩いた。

 後ろを振り返ると、圭輔が。

 もう何回もやっているから、呆れ顔。


――勘弁してくれよ。――


「なんで、いつも打ちの肩を叩くんや。」

「お前、関西出身だったの。」
「そやけど。」

「どおりで、西日本系の喋り方するっと思った。」

「そんでさ、なんかようあんの。」

「事件は順調かい。」
「一応な。」

「盲点に気をつけないとあかんで。」

「わざと言ったな。」

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