〖完〗子ども警察官の精華
 関西の誇りを、蹴散らされたような感じがした。

「東京人が言うとへんだな。」

「おい、神奈川人だけど。」

「東京に近いから、かわんやろ。たくもー。」

「関係あるって。」

「かわらん。喋り方ぐらいは、ほぼ。」
「だめじゃこりゃ。」

 精華は、その場を去った。

 なぜか、圭輔といつも些細な喧嘩。

 悔しさと、呆れが入り混じっていた。

 この調子でいいのだろうか?

 とりあえず、事件に集中しよう。


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