〖完〗子ども警察官の精華
 気がついたら、蓮太に抱かれていた。

「えっ、どういうこと。」

「なんでだろうかね。抱かれると眠るんだよね。安心したのかい。」

「そっ、それは。」

 まるで紅生姜みたいに、ほっぺが赤い。


 蓮太は精華のほっぺにてを当てる。

「本当に熱い。これくらい、燃える恋がしたいな。」

 また、一段と熱くなった。

「でも、いかなきゃ。」

 精華はものすごい勢いで、階段を下った。

 時計は、部活開始を指している。


――もう、大遅刻や~~~!!――


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