恋形
その頃
羽流と亜季は商店街を歩いていた
羽流「亜季!風邪は治ったかな??」
その言葉を聞いた亜季はちょっとだけ動揺したが冷静を装い引きつった笑顔で答えた
亜季「う…うん…そんなすぐには治らないよ…少しこじらしちゃったみたいで………」
羽流「そっかぁー。風邪だってバカにできないからね!!ちゃんと治さないと!!旅行にいけないぞぉ〜!」
亜季「う…うん…!……ごめんね………羽流………」
羽流「えっ??」
羽流は亜季がなぜ謝ったのかわからなかった
亜季「ううん……なんでもないよ!!早く治さないとね!!」
亜季は笑顔で話した
謝ってしまったことを誤魔化すように
羽流「う……うん……」
羽流は腑に落ちなかったがもう一度聞き返すことができなかった
羽流と亜季の間に気まずい空気が流れたからか
たまらず羽流が違う話をした
羽流「あっ!昨日、考太が言ってたんだけど今日は決戦の日だっていってたなぁ…」
亜季「決戦の日…?」
羽流「うん……オレもよくわかんないけど!」