恋形

自宅で写真を抱えている唯の
携帯が鳴った
唯はしばらく放心状態だったのだろう
自分の携帯が鳴った音で
ビックリして抱えていた写真を落としてしまう

唯「あっ!!」

すぐに写真を拾い
携帯に手を伸ばす
掛けてきた相手は考太だった

唯「もしもし!!考太!大丈夫??」

考太「唯!大丈夫もなにもまだ話は終わってないないんだ!!」

唯「えっ…!そうなの?」

考太「うん!コイツがね!」

そういって目の前にいる兵藤どにらみつける
兵藤は冷静にコーヒーを一口飲み
口にあわなかったのか砂糖を一杯コーヒーの中に入れた

考太「コイツが、ぜんぜん認めようとしなくてさぁ〜!!このストーカー男が!!でね、直接本人に言われたら認めるって言ってるから
言ってやって!!」

唯「わかった!!!」

唯の言葉を聞いて考太は自分の携帯を兵藤に差し出す
しかし兵藤は

兵藤「電話で??」

考太「当たり前だろ!!声ヲ聞けるだけでも有り難いと思え!!」

兵藤は薄く笑う

兵藤「ダメだ!電話でも嘘をつけるだろ。顔を見て直接聞きたい。」
< 116 / 133 >

この作品をシェア

pagetop