恋形
トイレから初老の男性が帰ってくる
男「お疲れさま。みなさん御覧の通り
私は簡単に人を殺せます
逆らわないほうがいいですよ。
さぁ。先程の話の続きをしなければいけませんね」
そう言って男は亜紀を見る
男「強盗までしてほしくなはいってことでしたね
私は働いてはいますが
裕福ではありません
彼女の薬を買う金がないのです
そして、思いついたのがコンビニ強盗
愛する人の為になんでもすると誓ったのですから
このくらい容易いものです」
亜紀「愛する人の為って……こんなことをして
彼女は喜ぶわけないじゃない
薬が必要だって言うのはわかるけど
けど
なにかの病気なら病院にいけば…」
男は亜紀の言葉をさえぎるように銃口を向けた
男「亜紀ちゃん。君は何か勘違いをしていますよ
病院に入れるなんて
とんでもない
それこそ誓いに反する
薬と言ってもただの薬じゃない
愛する人はマリファナ…
つまり薬物依存です」