青空色のタイムリー

時に雨。
容赦なく降り、ヒシヒシと胸の奥を勘繰られているような気分。けれど、僕はこれはこれで良いものだと思っている。
今日は朝から朝会で、けだるい空気が充満している中、僕は教室で待機する。否応もなく周囲にあわせるのが苦手で、友達と呼べる数は少なく、周りでは浮いた存在だと認識されているほどだ。
とは言えど、こんな物好きにも集る人間がいないでもない。それは無論、友達の一人で、かったるいと豪語して朝会にでて行った一人だ。
それから朝会は終り、雪崩のように生徒が戻って来た。担任には適当なウソでごまかしていて、毎度ため息混じりに呆れられる。実に優雅で自適に過ごせる日々。とは言えど、単位や出席日数は確保しているので何も困ることはない。今日もいつもとなんら代わり映えのない日々。