青空色のタイムリー
つつる空
 先ほど秋本先生を見送り。授業を再開した教室に僕はいる。別れはさっぱりとしていて、じゃあなの一言。それと青山をよろしく、なるようになるさ、のアバウト且つ清々しいダメダメオーラを纏って車を走らせて行った。
 青山は今屋上に居るのだろうか、朝、秋本先生を見送ったまま姿が見えなくなっている。
 頼まれはしたが、果たしてどうするべきなのか? まあ日常を普通に過ごせばいいだけなんだろうけど、僕がそれを言えたことじゃない。自分のことで精一杯なのに青山のことまで―――。昨日を振り返るに骨が折れる仕事を頼まれたなと、少々後悔気味。
 午前の授業は終わり、昼休み。昼食を摂るためいつものように屋上へと向かう。本日はじつに気持ちのいいほどの晴天で下手すれば脱水症状を引き起こしてしまいそうなくらい。
ちなみに屋上は名目上は立ち入り禁止だ。

「お~い。青山。飯食おうぜ」



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