だぶるっ!!
「あんた、関翔太でしょ?良いところに来たわね~」
「はぁ?」
チンプンカンプンな顔をした関を無視して、ここぞばかり話しを続ける。
「関、明日3人でお弁当食べるわよ。良い?」
「はぁ!?」
「どこが良いかな~。屋上とか気持ち良さそうね。鍵は…真弘に頼むか…」
あたしは1人でドンドン進めていく。
「なんであんたと昼飯なんか食べねーといけねーんだよっ!!3人って何!!つ―か、あんた誰!!」
関が息をあげ、勢い良く言葉をぶつけた。
「ん?説明してなかったっけ?」
「全くしていませんが…」
何故か関は疲れた顔をしている。
「私は、あんたのおっかけの相棒」
「おっかけ…?」
見る見るうちに、関の顔から血の気がひいていく。
「んで、3人のもう1人はそのおっか…」
「断るっ!!」
「まだ言い終わって無いじゃない」
途中で言葉を遮られ、少し拗ねてみる。