だぶるっ!!
「95%言ってんじゃねぇか!!俺はあんな変人と昼飯食うとか、ぜってーヤダかんな!!」
口調とか聞くと、駄々こねてる子供みたい。
恋奈の言う通り、そこまで危険人物じゃないな。
私は怪しい笑みを浮かべる。
「ふぅん?そんなこと言っちゃうんだ?」
「な、なんだよ?」
関が少し怯む。
うん、これはいける!!
「あの子、結構しつこいのよね~」
「知ってる…」
「あたしだったら、あの『おっかけ』を緩和すること、できるかもよ?だってあたしは相棒だから」
「えっ!!」
予想通りの素直な反応が出た。
あたしはすかさず、トドメを刺す。
「明日1日だけ、お弁当に付き合ってくれたら考えてあげなくも無いわよ」
「ぐぅっ…!!」
関は少し口元と歪ませて、自分の中で葛藤を始めた。
というか、あまりにも単純過ぎじゃない…?
こんなんで、不良やっていけるわけ?
だんだん関の将来が少し心配なってきた。