だぶるっ!!
「す、すみません…」
反射的に身を縮めて謝った。
ふぅ…と妙に色っぽい溜め息を吐きながら、愛ちゃんが髪を掻きあげた。
「それで?恋奈、何の用?」
「ん?あ、あのねっ!!今からま―君の生徒会のお手伝いするんだけど、愛ちゃんも来ない?」
「「え?」」
「え?」
急に2人の顔が引きつった…ように見えた。
あれ?
私…、変な事言ったっけ?
「え?」
訳が分からないので、もう一度聞き返してみる。
「あ―…。ごめん、恋奈。アタシ行けない」
「え~?なんで!?」
愛ちゃんが何かを誤魔化すように、言葉を並べる。
「だって、嫌よ。そんな頭が痛くなるような仕事。アタシが細かい作業苦手なの知ってるでしょ?」
「でも…」
「アタシがいない方が、チャッチャと終わるって。…それに」
「それに?」