だぶるっ!!


「!?」


ま―君は突然の事に固まってしまった。


「えっへへ!!ま―君超好き!!」



「れ、恋奈!?」



顔を真っ赤にして慌てるま―君を余所に、私は更に強く抱きしめる。



「ほ、ほらっ。離せって…!!」


辺りをキョロキョロしながら、ま―君は私の腕を解いた。



「ったく…。急に抱きつくなよ。…びっくりした」



「い~じゃん!!超嬉しかったんだし」



ニコニコと笑う私を呆れ顔で見ながら、シャツをパタパタとするま―君を見て私はキョトンとなった。


「あれ?そんなに暑かった?」


すると、冷めかけていた顔が再び真っ赤に染まった。


「あ、あ、暑かったよ!!」



あれ?なんか怒ってる?


私はま―君の態度に不安になり、様子を窺う。


「ま―君?」


「何っ!?」


うう…。


やっぱり怒ってる…。


「ご、ごめんなさい…」




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