【完】ポケット-幼なじみ-
キヅクオモイ
「…夜ご飯作ろっと……」
そう呟いてはる君から離れる。
沢山寝たから体調も良くなったみたいだし。
キッチンに向かい冷蔵庫を開ける。
冷たい冷気が熱くなった頬をさます。
「…何も…ないや……」
冷蔵庫のドアを閉めながら思う。
………買い物行ってこよっと、
今はまだ19時だし夏の夜の空は冬よりは明るいし、それに夜は星が綺麗だから好き。
一人でちゃっちゃと行って、急いでご飯作ろ。
………うん、そうしよう。