【完】ポケット-幼なじみ-
ヒミツノキス
ピリリリリ…
目覚まし時計が鳴って
いきおいよく目が覚める。
カーテンの隙間から入ってくる
日差しが眩しい。
時計の時間に
目をやると8時だった。
「……起きるか」
小さく呟いて起き上がる。
階段を下りてリビングに足を
いれると先に起きていたらしい
歩夢が椅子に座りながらこっちを見る。
「はる君!おはよー」
「…ん、おはよ。」
挨拶をしながら俺も椅子に座ろうとすると朝ごはんが出来ていた。
「…ちょうど今、起こしにいこうと思ってたから…よかった。」
「…サンキュ。」
そういって椅子を引き座った。