その恋、ください。

～りりあside～

最近、私は大人になった気がする。


凜樹と付き合いはじめてからかな。
なんか・・・。

急に蛹から孵った蝶のような・・・。


一歩ずつ、確実に大人になっていってる。




「お腹痛い・・・」

「大丈夫～?」

ゆりが私の顔を覗き込む。


なんか急にお腹が痛くなった。
雑巾を絞るみたいに、きゅうっ、とした痛み。

「ダメだ、トイレ行ってくる・・・」

「一緒に行こうか?」

「ううん、大丈夫・・・」


ゆりは心配した顔でいたけど、
１人で行きたかった・・・。



「いたた・・・」


そういって個室に入る。



「・・・・・!!!!!!?????」




自分の、目を疑った。