~先生と私の秘密~
動き出す恋
誰にも言えなかった事
先生との出会いから
早々と時は流れ、梅雨真っ盛りの季節になった。
先生とは始業式の
次の日から話しはじめるようになって今では毎日話すのが日課になってるって言っても過言じゃないくらい・・。
というか私が一方的に話しかけてるんだけどね。
でも、話さないと私のこと分かってもらえないし、分かってもらいたい。
欲深いかもしれないけど先生の事が好きなんだもん。
実際、先生の事、始業式の時より何倍も好きになってる。
先生に溺れはじめてる私がいるんだ。
悩みも先生はいつも優しく聞いてくれる。だから素の私も知ってる。
先生はいつも私を強いって言ってくれる。
違うの、先生。
私強くなんてない。
本当は弱いんだよ。
誰にも言えない弱みが
ある。
先生に本当は話したいけど、これ聞いたら私から離れちゃうでしょ?
醜いって思うでしょ?
だから言いたい気持ちをグッと堪えて私は
まだ言えないでいる。