【短編】君と赤に染まる僕
「けがれる! 近づかないでよ、化け物!」
「来ないで! どうして、化け物がココにいるのよ!」
僕等が、みたのは、綺麗で可愛い女の子が化け物などと呼ばれて、罵られていたところだった。
「ふざけないで! 貴方達だって、一緒だわ!」
そう、叫ぶ綺麗な少女。
「私達と一緒にしないで! 化け物!!」
「やめてくれませんか? お嬢様にそんな事をおっしゃるのは」
少女の執事かな?
「レイス、小汚い小娘達を追っ払ってちょうだい! 命令よ!」
「かしこまりました、お嬢様」
何をやるんだ?
「坊ちゃん、ここは危険です、離れましょう!」
「えっ! でも……」
僕は、クロムに連れていかれた。
そのときだった。