【短編】君と赤に染まる僕
彼女の家で
【光汰Side】

「坊ちゃん? このまま、向かいますか?」

教室から出て、少し歩いたところで聞かれた。

「うん。このまま行こう!」

「かしこまりました」

そして、車へ向かった。

車に着き、急いで乗り込んだ。

はやく、あの子にあいたい。

しゃっべてみたい。

どんな子なんだろう?

凄く、あうのが楽しみだ。

「坊ちゃん、嬉しそうですね?」

「だって、嬉しいもん。何故かは、分からないけど」

「そうでございますか。もうすぐ、着きますから、お待ちください」

「わかった!」

僕は、凄く浮かれている。

理由はわからない。

けど、凄くあえる事が嬉しい。

何でなんだろう?

車が止まった。

外を見ると、豪華なお屋敷が建っていた。

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