【短編】君と赤に染まる僕
学園に着いて、教室に向かう。
「坊ちゃん、今日は六時間授業ですよ」
「うぅ。六時間……。長いな」
僕は本心では、喜んでた。
だって、ヨミと、いつもより長くいられるから!
まぁ、そのぶん人と接触する時間が増えるけど……。
ヨミがいれば大丈夫だ!
頑張るぞ!
教室の前まで、着いた。
クロムがとを開く。
その向こうは見たくないものが広がっていた。
「な、何だこれ!」
僕はついつい叫ぶ。
教室の中は、グチャグチャ。
おまけに、赤で染め上げられている。
人は……。
僕は、こんな光景見た事ある。
でも、誰が?