【短編】君と赤に染まる僕
「坊ちゃん?」
「あははははっ!! あははははっ!!」
僕は笑っていた。
なんで?
ヨミはなぜこんな事したんだ?
でも、やりたくてやったんだよな?
じゃあ、手伝ってあげなきゃいけないよね?
だって、僕はヨミの彼氏だから。
「坊ちゃん、何をする気ですか?」
「さぁ! 劇の始まりだ!!」
クロムが暗い顔をする。
何をするかわかったのか?
はぁ~。
「クロム、見ていろ! 邪魔をするなよ!!」
「しかし……!!」
僕はクロムを睨んだ。
「わかりました。見ております」
そうして、僕は学園を破壊した。