君待駅
君に会う水曜日
* * *


今日は水曜日。

あなたを待って2週間と1日目。

電車が来るまで…あと1分。




「間もなく、2番線に電車が到着します。」




今日も…どうやらダメみたい。

待ってるだけじゃ…どうしようもないって分かってるけど…

それでも私は…待つのが精一杯。



「『助けてくれてありがとう』…
たった一言…あの時何が何でも言えば良かった…。」



後悔は本当の漢字の通り。
後に悔いるから後悔。

あの時ちゃんと言っておけば…きっと…
今、こんな不思議な気持ちに支配されることなんてなかった。

あなたを待ってるのは私の勝手なのに、あなたが来ない駅にいるのは…なぜだか苦しい。


< 12 / 42 >

この作品をシェア

pagetop