君待駅
今日は自主練。
部活はねぇけど、走らねぇと体なまるから土手を走っている。
学校から少し離れた場所。
結構人もいないから自主練場所には持ってこいだ。

俺は位置につく。
ウォーミングアップのつもりで50メートルくらい走るか…
そんなことを考えて、思い切り地面を蹴った。














「はぁ…けっこー今日…調子いいかも。」





「茅野くん!!」

「え?」



聞き慣れた、でもここで聞けるはずのない声が飛んできた。

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