君待駅
「かっ…彼女…ですか…?わ…私が…?
私で…いいんですか…?」

「知香がいい。
知香のことが好きだから。
…知香は…俺のこと…どう思って…ってえ…?」


目の前には、ボロボロと泣いている知香がいる。


「ち…か…?」

「…わっ…ごっ…ごめ…ごめんなさいっ…。
だって私…そんなに嬉しいこと…いわ…言われたことなくって…。」

「じゃあ知香の気持ちは…?」

「わっ…私も…裕くんのこと…好きです。大好きです。
裕くんがそばにいてくれるだけで…嬉しくなります。笑顔に…なります。
私も…ずっとそばにいてくれたらなぁって…思ってます。」

「ホント…に…?」

「ホントですっ!!ホントのホントにホントですっ!!」

「あー…やばい…。
これが一番のプレゼントなんだけど…
つーか…俺、何汗だくになるまで練習してんだろ…バカみてー…。」

「えっ?どうしてですか…?」

「こんな汗だくじゃなかったら…知香のこと、抱き締められんのに…。」

「…そんなこと…気にしてたんですか?」

「そんなことじゃねー…。」



え…?

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