君待駅
やべー…今日、最高の誕生日なんだけど…。
カバンに知香の作ってくれたクッキー。
右手に知香。
これ以上の幸せってねぇよ…。本気でそう思う。



「あ…裕くん…。」

「ん?」

「ちょっと…耳を貸していただけますか?」

「うん?」


俺は少し右耳を下げた。
俺の肩に、知香の両手が置かれる。



ちゅっ



「え?」


ほっぺに…ちゅー…された…のか?俺…?


「サプライズプレゼントですっ!!
この前読んだ漫画にあったのでやってみたくてやってみました…。
実際やってみると…やっぱり照れ…ますね…。」

「なっ…あー…もう…知香には敵わねぇよ…。」

「えっ!?それってどういう意味ですか?」

「…いろんな意味で。」

「ちゃんと教えてくださいよー!!」

「また…明日な。」

「はいっ!!」


*君に恋する月曜日 END*

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