君待駅
それなのに…突然…背後からの寒気。
気持ち悪い…感触。


私の太ももに伸びてきた手が、徐々にスカートの中に入ってこようとしてるのがなんとなく分かったけど、声なんて少しも出なかった。


『嫌』
『気持ち悪い』
『触らないで』

言いたいことはたくさんあるのに、言葉にできない怖さに押しつぶされて、ただぎゅっと目を瞑った。











「痴漢発見。」


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