一瞬の永遠を、きみと
長いソファにごろんと横になった。
どこにでもある革のソファは、思った通り硬く軋んで寝心地が悪い。
仰向けになると、目の前にちかちかと光る蛍光灯が現れて、それがやけに眩しいから、わたしは自然と目を細めた。
昼の太陽は、もっともっと眩しかったっけ。
おまけに熱くて、すっごく遠いのに、手が届くほどすぐ近くにあるんじゃないかって思った。
だけど遠くて、当たり前だけど、伸ばしたところで手なんて届かなくて。
指の隙間から洩れた光は、温い空気に溶けるだけで、この掌では掴めない。
いつだって、わたしの小さな手からはすり抜けて、空っぽだけがそこに残る。
いつだって、なんだって───