てのひら


その何かがわからないまま
俺は帰り道を歩いていた。





~♪





携帯の振動でふっと我に返る。
携帯を開くの亜樹からのメール。




《今どこにいるの??》





その内容に今日の約束を思い出した。






やばっ・・・!







俺は急いで約束のカフェへ走った。









俺には彼女がいた。
彼女がいたのに、





詩史のことを考えていた。

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