てのひら


《彼女?返事したほうがいいよ。》




詩史がノートに書いて俺に見せた。
ね?と促すように俺の顔を見る。








もう辺りは暗くなっていた。








俺は、携帯を開きメールを打ち始める。
送信を押した後、詩史の手を取って
立ち上がり歩き出した。











答えは・・・。










もう決まっていたのかもしれない。





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