したたか舌打ち、ジメジメいじめ
実のところ相手をバカにしている部分もある“私はあなた達より大人ですから思考”は辞めた。
【客観的】なんて悪い意味で言い換えれば、人を見下して何様目線に成り兼ねないことなんだと、やっと気付いたから。
気付けたなら、次にすることは決まっているはずだ。
―――卒業までもう少し。
相変わらずご主人は悪口愚痴は控えて使い分けるし、冗談ばかりだ。
シリアスは嫌で、ただ笑っていたいから。平和ならそれで良いから。
教室には今日も【相変わらず目に見えない透明な悪口がある】
『口癖がムカつくなの〜?!ってかムカつくとイラつくの違いって何〜?!教えてよー』
そんな時は、アハハと笑う。
嫌な空気を吹き飛ばすのが、無敵な高校時代。
―――女子高生は笑ってるだけで良い。
決して女子高生を馬鹿にしているんじゃないよ。楽しくないことを笑うのは難しいから、女子高生って偉いんだよな。
――【笑ってる女子高生は青春そのもの】
俺が精一杯考えた女子高生の定義。凄く立派な女子高生たちに光をあてなければ。
オシャレで華やかな見た目とは違い、火花を散らし合う女子の集い…?
――心理戦が勃発する教室が生息地。