したたか舌打ち、ジメジメいじめ

実のところ相手をバカにしている部分もある“私はあなた達より大人ですから思考”は辞めた。


【客観的】なんて悪い意味で言い換えれば、人を見下して何様目線に成り兼ねないことなんだと、やっと気付いたから。

気付けたなら、次にすることは決まっているはずだ。






―――卒業までもう少し。

相変わらずご主人は悪口愚痴は控えて使い分けるし、冗談ばかりだ。

シリアスは嫌で、ただ笑っていたいから。平和ならそれで良いから。


教室には今日も【相変わらず目に見えない透明な悪口がある】


『口癖がムカつくなの〜?!ってかムカつくとイラつくの違いって何〜?!教えてよー』


そんな時は、アハハと笑う。

嫌な空気を吹き飛ばすのが、無敵な高校時代。


―――女子高生は笑ってるだけで良い。

決して女子高生を馬鹿にしているんじゃないよ。楽しくないことを笑うのは難しいから、女子高生って偉いんだよな。




――【笑ってる女子高生は青春そのもの】

俺が精一杯考えた女子高生の定義。凄く立派な女子高生たちに光をあてなければ。



オシャレで華やかな見た目とは違い、火花を散らし合う女子の集い…?

――心理戦が勃発する教室が生息地。


< 274 / 337 >

この作品をシェア

pagetop