したたか舌打ち、ジメジメいじめ
分布図を元に、自分が女子生徒の中で【上からどの役職】を手にするのかを考える。
そして色々と人間関係を予測し、【だいたい自分と同じ階級の子に話しかける】のが始まり――…
……と言ったら、すっごく嫌な気持ちになるよね。違う違う。ちょっと説明が下手だった。
例えば、トップの髪をふわっとさせている子には、『どこのカーラー使ってる?』と。
それは自分も巻き髪に興味があるという【共通点】
手首に某ブランドのブレスレットを付けている子には、『それもしかして地下の店で買った?』と。
それは自分も同じお店に行くという【共通点】
ばっちり化粧の子がいたら、『チーク塗るの綺麗だねー?』と。
それは自分も化粧が好きだという【共通点】
――そういう【見た目から“自分と似ている要素”を、なんとなく仕入れている】
それは【女子が生きているうちに自然と身についたもの】で、無意識なこと。
彼女たちは【それを元に、誰に話しかけるかをなんとなく決める】のだろう。
(ちなみにこの心理は、『時効だから語ろうよ』のガールズトークから仕入れたらしい)
【友達になる“きっかけ”は、ファッションが似ている】と、
なんとなく【話しかけやすいし、仲良くなれる予感がする】から――
素直な気持ちからだ。