したたか舌打ち、ジメジメいじめ

クラスメートだけど交流がなかった4番目と5番目グループは、

Bちゃんという【嫌われターゲットをきっかけに仲良くなった】んだから、やっぱり【友達を増やしたい淋しがり屋は安易に悪口へ縋る】


それは【エセ友達】なのに、勉強が出来ても“中身年齢が幼稚”ならバカだ。


――1番目グループ、それは結局【ギャルはみんなが憧れるポジション】だ。

一番女子高生らしい容姿に立ち振る舞いですから?

ご主人も一時期ギャルに憧れて迷走した時期があった。

服も靴も爪も化粧も髪も派手にイメチェン。フルモデルチェンジ。

だけど好きな人がお天気お姉さんな服装が好みだったらしく、一ヶ月足らずであっさりと辞めたらしい。

……そんな女の話はそれはさておき。



――だから厄介なんだ。


ギャルに話しかけてもらうことは、思春期において少し鼻が高いこと。

たとえ、『テスト範囲教えてー』とか、『当てられたら起こしてね』とか、

利用されるだけのこちらにメリットがない話だとしても、だ。


思春期においてのギャルは皇室の方みたいなんだ。尊い。

ギャルとその他の子の関係をかみ砕くと、それはコンサートで目が合ったとか、

イケメンにナンパされたとかに似ていて、【自慢して誇りに思えること】なんだ。


男子には分からない、周知の沙汰。
生徒手帳には書かれていない新事実。
皆が認めたくない心のものさし。

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