したたか舌打ち、ジメジメいじめ
皆様のクラスは分かりませんが、この学校ではそういう傾向が強い。
だから最初に述べたように、ご主人もギャルの子とプリクラを撮るのは少し自慢だった訳だ。
特に3番目グループは嬉しかったんだろう。
このグループはギャルに憧れているけれど、いまいちパッとしない雰囲気の人で形成されている微妙なセンスの持ち主で、
“本物のギャルの一員になれた”と、勘違いしたんじゃないのかな?
ここぞとばかり1番目グループに気に入られたいらしく、露骨にBちゃんに聞こえるよう悪口をひたすら言っていた。
そうやって悪口を言う彼女たちはびっくりするぐらいキラキラしていたよ。
溌剌と歌うように積極的に悪口を言っていた。
なあ、カラオケを想像してみて。
自身満々自己満足の歌い方ほど耳障りな曲ってないよな?
わざと半分ずらして歌ったり、ビブラート効かせ過ぎてたり、ブレス聞こえ過ぎだったり、
どや声の歌は賛否両論よりは世の中 否が多い。
しかし、女子高生において“他人のガヤ悪口”は、α波のヒーリング曲や美しい旋律のクラシック曲のように心地良く、“癒される”らしいよ。
――だったら乙女どもの悪口は胎教に良いのだろうか?
(なんて皮肉を言う俺は、だんだんご主人みたいに性格歪んでる?)
脱線は戻したならBちゃんはAちゃん同様学校にあんまり来なくなった。
学校に行けなくさせたのは誰?