したたか舌打ち、ジメジメいじめ
まあ、俺のご主人の言葉を借りるなら、
《この人、相手をダメ出しするくらい自分は優れてるって思ってるんだー》ってところだ。
《相手の粗探しにケンケンしてモテないんだからー》みたいなところ。
……本当、よくこんな性格で彼氏GETしたもんだ。勇者だな、彼氏。
俺は相方みたいな天使な子がいいなぁ。……だってご主人 性格悪過ぎるじゃん、……怖ぇよ。そもそも不細工だし。
いまさらだけど、
【高め合う為の注意や教え】は、ご主人も俺も良いことだと思う。
ただ、【イジメで見た場合、自分を棚に上げて悪口をよく言えるな】って話なんです。
相談と言う名の元に悪口愚痴は良くないですよ、という注意点?
……うん、俺、透明人間で言葉を話す機会がないから、説明苦手なんだ。
許してくれ。
総括するなら、意味不明な仲間割れをしただけのG対Hは、何も意味がなかったってこと。
【喧嘩なら意味があった】のに、【イジメはどちらかに優勢な形で事が進むから勿体ない】よ。
本当勿体ない。
マニキュアが乾くまで待っている時に携帯が鳴り、うっかり出ちゃって表面がグニャグニャになるくらい勿体ない。
――無駄過ぎて【時間が勿体ない】よ。
【イジメがあることを許す自分なんて勿体ない】よ。
エコエコ言うならイジメを節約したら平和になるのにね。
エコ減税みたいにお金に纏わるメリットがあれば、イジメは辞めるのかな?
それとも清き女子高生、無償無報酬でも、ボランティア精神があるから、
イジメボランティアには熱心なのかな?
――――この皮肉、厭味、例え、――意味が分かる人はきっと大丈夫。まだ変われる。
俺だって好きで毒舌ぶりたいんじゃないよ、わざわざ皆様に嫌われたくないもん。
でも嫌われ者になっても何かを伝えたいんだ。
――なんて、格好付けてモテたい俺はご主人にそっくりだ。
笑うポイントを外した小話になったかな。まあ、流せばいい。