もう一つの甲子園

それぞれの夜

ヨンフォアが泣いている・・・タカにはそう聞こえた。

お前にもわかるのか・・・俺の気持ち・・・

タカは夕食後、シャワーを浴びベッドに横になってタバコに火を着けた。一息ついて昼間の事を思い出していると、なぜか言葉にならない寂しさに襲われた。

昼間、皆と入る時はあんなに楽しいのに夜になると独りがつらくなる。

以前にも経験した事がある。いつだったか思い出していた。

お祭りの後の寂しさか?なんか似ている。

それにしても・・・可愛かった・・・

美奈・・・

美奈の彼氏は俺の友達・・・

忘れようとしても毎日込み上げてくる思い・・・

いつもone side love ・・・

恋は俺の前を通り過ぎるだけ。独りには慣れてるはずなのに何故?



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