もう一つの甲子園

友達の彼女

タコおやじの話が絶好調に達した頃、グッドタイミングで洋二がやって来た。

「よっ!洋二!」とタカと雅人の二人は駆け寄った。

タカは「丁度いい時に来たよ、お前来なかったらタコおやじの話に、もう一時間は付き合わされるとこだったよ」

「ほんと、ほんと地獄に仏!」と雅人が間をおかずに言った。

「雅人も、ここのお客?よく来んの?」

「まあ、タカほどじゃぁないけどな、今日は、あのサンパチ取りに来たんだ」
雅人は指差して自慢そうに言った。

「お前達、でかいバイクでいいよな~俺んち親がうるさくってさぁ。原チャリまでだよ」

「洋二は俺と雅人のようにバイク命じゃねぇから仕方ねぇよ」

「そうそう、タカからバイクとったらさぁ、羽の無いハエと同じだからな~」

ハエね!ハハハと洋二は笑いながら頷いた。

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