もう、お前しか愛せない
そうそう、知り合ったばかりだもん!

「なのに呼び捨て?仲いいな」


少し隆平くんを睨んだ卓ちゃん。

気のせいかなぁ?


「あっ、じゃあタオルね?じゃあ、ばいばい!」


私はその場を逃げるように去っていった。

だって何か怖くなっちゃったんだもん!!



後ろを振り向くと、二人は仲よさそうに喋りながらコートへ入っていった。


なぁんだ、仲いいじゃん!



結局睨んだのは気のせいか。

私はそんなことを思いながら、テニスコートへと走っていった。



しかし。遅れたので、外周10周させられた。

あーあ、せっかくの楽しかった時間がぁっ!


―部活も終わり、学校の門を出ようとすると…

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